前回少しだけご紹介した遠野緑峰高校の馬事研究会(略して”馬事研”というそうです)ですが、今回は写真も載せてご紹介させて頂きます!


H29年度の会員数は3年生1名、2年生2名の計3名。 全員男子生徒です。

3名の内、2名はサッカ部ーを兼部しており、サッカーと乗馬の両立を頑張ってくれました。

さて、馬事研究会の活動内容ですが、主に毎週水曜日の週1回の活動です。その他にも都合が合えば自主的に、馬の里で毎週日曜日に行っている遠野馬の里スポーツ少年団の子供達と一緒に活動したりします。


毎週水曜日、授業終了後、約6km離れた遠野馬の里に来て馬に乗ります。

スポーツ少年団からの乗馬経験者もOB、OGにはいますが、ほとんどの生徒さんが乗馬初心者です。

ですのでみんな初めは、『馬に触れる』『馬の顔に無口を着ける』といった事からのスタートです。

そして、馬にブラシをかけ、馬と一緒に歩き馬を誘導する・・・そういったことから始まり、2年後の3年生の最後には駈歩まで乗れるように練習していきます。

※馬に乗る為に頭絡や鞍などを装備する『馬装』をきちんと覚え、安全に乗る準備は大切です。


いよいよ馬に跨るようになったら、常歩から少しずつ手綱の操作や、脚の使い方などの扶助の練習をしていきます。

だんだんと慣れてきたら、今度は調馬索を使っての『速歩』の練習になります。

この『速歩』には主に『軽速歩』『正反動』二つの乗り方があり、だいたいはここをクリアするまでに皆さん時間を要します。

だけど、ここはやはり『若さ』という武器を持つ高校生。まず、身に付くのが早い!!

体がすぐ理解する!!恐るべし若さ!!

調馬索での速歩をマスターし、バランスや、推進の扶助が解ってきたら、今度は調馬索を外して、自分1人で馬を動かしていきます。

そうなったら、今度は、自分と乗っている馬とのコミュニケーションが必要になってきます。

馬は人間と同じ生き物ですので、当然、感情というものがあります。嫌なことをされたら怒りますし、褒めてくれたら嬉しいです。

そして、何より、自分の背中に乗っている人に指示を求めてきてくれます。この馬と人との信頼関係、こここそが乗馬をしていての醍醐味の1つと言えるのではないでしょうか。


そして、もうひとつ目標としているものがあります。それは『部班騎乗』です。

『部班』とは、それぞれに騎乗した複数頭の馬を、号令に従って同時に運動させることです。

騎乗者は号令に集中しつつ、自分の馬の動きも注意しなければならないし、周りの状況や、他の馬にも注意を向けなければなりません。

馬は、前の馬に付いて行きたがる習性があります。前の馬と自分の馬との間隔を一定に保つこと、これがまた難しい!!

以上を含めた、注意力と馬への細かい指示、協調性など、単独の騎乗とはまた違った勉強ができます。


今年度の生徒さん達もこの目標を年度初めに掲げてみました。

そして、3年生が引退する最後の練習日、3年生と2年生が初めて部班に挑戦してみました。

3年生が先導して2年生が続きます。

学校行事や他の部活との兼ね合いで、練習出来ない日も少なからずあって、失礼ながらわたくし、内心では『今年は部班までいけないかな』なんて思ってもいましたが、さすがは高校生!!

上達が早い!!なんてうらやましいんだ!!

と、最終日の練習で無事に目標の『部班』運動ができました。おめでとう!!


スポーツは多種多彩にあり、どれもそれぞれ魅力があって学ぶこともそれぞれに多くあります。団体競技、個人競技、色々ありますが、動物と一緒に競技するというスポーツは数える程しかないと思います。その中でも『乗馬』は動物に『乗って』するスポーツです。自分のコンディションだけではなく、相方でもある馬のコンディションも整えなければならないし、なによりお互いの信頼関係が大事になります。お互いが生き物である分、難しさもありますが、それがまた楽しく、上手く出来たときの喜びや感動も一入なのです!


と、先生が馬、パートナーが馬。素敵なスポーツだと思いませんか?笑


3年間、馬に触れてきた高校生が最後の練習で何を思うか、何を感じるかは人それぞれです。

ただ1つ、1年目の最初に感じたものと3年目の最後に感じたものはきっと違うのではないでしょうか。

それだけ、馬には魅力があると思っています。


ぜひ、1度きりの人生の3年間の1部を馬と一緒に過ごす時間にしてみませんか?

来年度も引き続き『遠野緑峰高校馬事研究会』の入会、馬の里もお待ちしております!!